福福吉吉

サマー・インフェルノの福福吉吉のレビュー・感想・評価

サマー・インフェルノ(2015年製作の映画)
3.5
山奥のキャンプ場に指導員としてやって来たアントニオ、ウィル、クリスティ、ミシェルの4人。何事もなく時間は過ぎていったが、突如、アントニオが狂暴化し、ウィルを襲い、ウィルはアントニオを正当防衛で殺してしまう。パニックに陥ったクリスティとミシェルは逃げるが、ミシェルも狂暴化してしまう。逃げ惑うウィルとクリスティだったが、クリスティが狂暴化し、ミシェルは正常に戻っていた。互いの症状の変化に疑心暗鬼のまま、恐怖の夜は続く。

ストーリーとしてキャンプ場に来た若者たちに謎の感染症が襲うというホラー作品の定型でありながら、感染症に鎮静化する時期があることによって、正常か否かの疑心暗鬼ともせめぎ合う展開が面白かった。

狂暴化した若者たちの描写はなかなか良く出来ており、怖さが伝わってくる。正常に戻ったときの「何をしてしまったのか」という若者たちの心情もよく伝わってきました。

しかし、ある女性キャラクターの性悪さが突出していて恐怖感を超える不快感で観ている間、ずっとイライラしていました。その反面、ウィル(眼鏡の人です)が色々事態収拾しようとするけど、正気なのに女性陣から攻撃されまくる姿には笑ってしまいました。

ラストの展開はとても気に入っています。

なかなか面白かったと思います
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