じょえ

攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3Dのじょえのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

【発端】
少子化や延命医療器機の開発による老人の増加、虐待などの社会問題を題材にしたミステリー作品。
作中では毎年約5万人の子供(6歳以下)が家庭内等の問題により死亡し、600万を超える貴腐老人(全自動介護システム"介護ネット"に繋がる老人)がいます。
現代や近未来の日本の問題を"傀儡廻"なる人物が解決しようと立ち上がります。




【全容】※想像含む

コシキ・・・官僚でSolid Stateというシステムを構築するウィザード級ハッカー

Solid Stateシステム・・・虐待の可能性のある子供を誘拐し、貴腐老人の戸籍に入れるというもの。記憶の改ざん、子供の電脳化、誘拐、戸籍の変更、全てが全自動で行われる。
メリットとしては
・虐待され亡くなる命を救える
・子供も自由になれる
・貴腐老人が孤独死しなくてすむ
・貴腐老人の財産が死後国に取られるのではなく相続できる
・子供を得る事で貴腐老人に存在意義ができる
などなど。

宗井・・・衆議院議員で、孤児となった老人達の養子を聖庶民救済センターで保護し、子供たちに英才教育を施して、純血の日本人による少数精鋭のパワーエリート集団を作り上げて、彼らが政治・経済・軍事を掌握することを目指している。
Solid Stateを利用しているものの子供達が誘拐されて連れられたことを知らず、孤児だと思っている。

コシキの死後、"傀儡廻"なる人物がコシキになりすまし意志を継ぐ
が、しかしその頃Solid Stateは宗井が子供達を集め英才教育をしていた。宗井が邪魔な"傀儡廻"は宗井を消そうとする、、。

Solid Stateシステムを見つけた色んな人物がSolid Stateを利用しようとする。マイクロマシンを使ったテロ事件を起こそうとしたシアク共和国残党の特殊工作員もSolid Stateを利用しようとしたために"傀儡廻"に消された。事件が起こる事によって公安も"傀儡廻"の存在に少しずつ気付いていき"Solid State"や"コシキ"に行きつく。

傀儡廻・・・タチコマが並列化を繰り返していくうちにゴーストを手に入れたように草薙素子が並列化を繰り返していくうちに集団的深層無意識が一人歩きするようになり、傀儡廻なる存在が出来上がった。"身勝手な正義感"が強く、社会問題を解決するために人権と法を無視した解決方法で子供達を救おうとした。
じょえ

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