Kです

ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring YearsのKですのレビュー・感想・評価

3.5
存命のポールやリンゴも80代になる。私とは全く異なる世代を駆け抜けた世界的ミュージシャン。音楽界の偉人達とも言えるだろう。この作品で彼らは只のロックミュージシャンではなかった。アイドルだった。まあ事実である。モーツァルト以来の衝撃であると例えた人もいた。
決してメンバー以外の唯一無二が認められない中、頭を振り回しながら狂ったように、誰よりもその感動、胸の内全てを喧しい歓声として届ける女達。

自分達の輝きを俯瞰して見れるようになった彼ら、激動の年月を経てしっとりとした曲をするようになったり、常に進化を求めて世界の音楽を模索したり。

何処其処、知る機会があるビートルズ。大きなカリスマ性と世代差のギャップで何処か不気味な感覚でジョン・レノンを見ていた時期もあったが、元はジョンもポールもジョージもリンゴも皆、可愛らしい青年だったんだなとよくわかる。苦悩した時期ですら納得できる。
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