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ぼくと魔法の言葉たちのまるのネタバレレビュー・内容・結末

ぼくと魔法の言葉たち(2016年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

自閉症の少年、オーウェンが自立するまでを描いたドキュメンタリー。

元々言葉を発していたのに、2歳のときに急に喋れなくなってしまったオーウェン。

以来、6歳まで誰ともコミニュケーションが取れなくなってしまっていたが、ある日オーウェンがモゴモゴと喋っていた言葉が、大好きなディズニーアニメのセリフだと気付いた家族は、ディズニーのキャラになりきってオーウェンと会話することで、徐々に言葉を取り戻していく。

このオーウェンを支える両親やお兄さんが、めちゃくちゃ良い家族。

楽天的なわけではなく、それぞれ将来や老いていくことに不安を抱えているけど、逃げ出したり投げ出したりしない家族愛が伝わってきた。

また、本作で特に印象的だったのは、オーウェンが失恋をするシーン。

ドキュメンタリーだからなのか、恋愛映画でカップルが別れるのとは全然違って、いたたまれない気持ちになった。

別れたことを受け止められないオーウェンの家に、母親とケースワーカーがやってくる。

オーウェン「男の子が愛する女の子を失ったら、愛の力で女の子の心を取り戻すの?」

ケースワーカー「別の子を見つけるの」

純粋すぎるオーウェンのことも、ケースワーカーが言ってることも、何も言えない母親のことも、全部「そうだよねぇ」ってなるだけに、強く印象に残った。

ほぼ間違いなく取り戻せないなんて話、こんなの説明できないわ。

あんま関係ないけど、私はディズニーアニメを観ずに育ったので、登場するディズニーアニメの脇役が全然分からなくてマジぴえんだった。
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