クリストフォルー

プリースト 悪魔を葬る者のクリストフォルーのレビュー・感想・評価

プリースト 悪魔を葬る者(2015年製作の映画)
4.1
2016年に劇場鑑賞した時はキム・ユンソク目当てだったんだが、まさか、こんなにストレートな“エクソシスト映画”とは思わず驚いた。でも、韓国で一番多いのはキリスト教徒なんだね。もちろん、民間の祈祷師(ムーダン)も当たり前のように出てくるところは韓国的リアルさかな。
クライマックスまで見ないと、冒頭のシーンの意味が解からないのは難点だが、カン・ドンウォンの起用が嵌まって、観客をラストまで引っ張ってくれる。しかも、少女役はパク・ソダム(「パラサイト 半地下の家族」)だったのね。本作で多くの新人女優賞を獲ってるだけある熱演だ。
このあと、ユンソクの「極秘捜査」や、あの「哭声/コクソン」を観て、韓国映画の裾野の広さを思い知った。“ゾンビ映画”なら何とか作れても、日本で“エクソシスト映画”は無理かと思っていたら、中島哲也が「来る」を作ってしまった。中島監督も悔しかったのかもね。
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