【純文学は退屈】
70年前のモノクロ映画だけど、最近、東京の名画座で初めて鑑賞。
しかし、退屈だった。
田舎に暮らすミドルティーン少女の鬱屈した日々を追っている。ヒロインは(短髪のせいもあるけど)最初は男の子かと思うくらい容姿に優れず、そういう女の子が家族とも近所の女の子たちともうまくいかずぐだぐだ言ったり突拍子もない行動をとったりするのを見ているのは、ちょっとやりきれない。美少女ならまだしもね。
ヒロインは、兄が結婚して新婚旅行にでかけるので、同行して田舎町を脱出したいと考えるのだが、むろん、そんなことが許されるはずもない。
その後、近隣の夜の街でちょっと危ない目にあうのだけれど、いっそ「ちょっと」じゃなく本当に・・・なら目が覚めたんじゃないかな。
いずれにせよ愚かで不細工な少女の映画は、困ります。
母性的に振る舞う中年の黒人メイドの存在がかろうじて救いになっている。