カーソン・マッカラーズの小説はなかなか映画には不向きなんじゃないだろうかと思っていたけれど。ジンネマンやるね。
フランキーの思春期の狂騒と通過儀礼が描かれる。黒人家政婦ベレニス役のエセル・ウォーター…
大傑作。原作の舞台化をベースにしてるようで、もうこれは演劇としても楽しむべきで、なるほどワンシーン長く(おそらく映画通して10シーン満たないぐらい?)、ほとんど家で展開されるハードコア室内会話劇やば…
>>続きを読む協調性に欠けた子供を登場させる初期ジンネマンであるが、中性的な少女のキャラクターはもう少し魅力的にできなかったものか…。アップがグロテスクですよ。冒頭の独眼竜からラストカットの表情まで、とにかく女中…
>>続きを読む他では見たことのない作品。
12歳の少女。
同世代の友達とはうまく馴染めず、
彼女が普段触れ合うのは、
隣人の歳下の男の子と、
召使いの黒人一家だけ。
痛々しい場面が連続する。
とくに結婚式の場面…
【純文学は退屈】
70年前のモノクロ映画だけど、最近、東京の名画座で初めて鑑賞。
しかし、退屈だった。
田舎に暮らすミドルティーン少女の鬱屈した日々を追っている。ヒロインは(短髪のせいもあ…
アラン・アーキン主演『愛すれど心さびしく』、ジョン・ヒューストン監督『禁じられた情事の森』で知られる、20世紀半ばアメリカ南部を代表する女流作家カーソン・マッカラーズの代表作の映画化。
描かれる世界…
椅子の上に体育座りするフランキーの脚と肘がちゃんと汚い。鉈で足の棘を取ろうとしたり、肘の汚れを爪で掻きむしったりする仕草、皮膚に滲む汗がここまで痛々しいことってなかなかないと思う。あそこまでドアを開…
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