Ryuichi

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディアのRyuichiのレビュー・感想・評価

3.7
なんだこの狂気に満ちた映画、、

カンヌで脚本賞に輝いた今作。
幸せな家庭を持つコリンファレル演じる医師とバリーコーガン演じる気味の悪い青年マーティンが序盤は少しきな臭い、性的な映画なのかなって思ってたら全然違くて、、ダンケルクではカッコ良かったのに

家に招いてから事態はゆっくりと変わっていく。

マーティンの父親の主治医をしていたスティーブンだが彼の失態が原因で後々の出来事に繋がると。
ここは普通のストーリーなのよ、
それを咎めているわけでもないのか諭すように追い詰めていくマーティンが本当に不気味で。
内容もさる事ながら無音から音楽が流れ始めていくシーンが怖すぎた。

誰かを犠牲にしなければいけないことが家族の中でも周知になることで人の本性が剥き出しになる。年齢なんか関係ない、あんな小さい子が必死に取り繕っているのはみててあーーーってなる。

マーティンは神のような存在で子供たちが倒れたりしているシーンをアップで撮ったり、引きで撮ったりしてるのは彼の視点で助けは無いみたいなニュアンスなのかな難しい映画だったけど魅力的な映画。

パスタ食べるシーンは不気味でした。
Ryuichi

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