そうねだいたいね

ザ・きもだめし 飛んで火に入るAVギャルのそうねだいたいねのレビュー・感想・評価

3.1
本物の幽霊をカメラに収めるため墓場にアダルトビデオ(墓荒らし)を撮りに行く罰当たりお馬鹿ビデオ。今作をハーモニー・コリンが見たら何て言うのか考えながら見てた。傍から見たら不謹慎極まりない企画ではあるが、規制だらけのYouTubeが全てフリーになったらこういう企画を実行するYouTuberも現れるんじゃ無いかと思ったり。参加者にまともな人間がマジで1人もおらず、霊感があると言う気功師らはもれなく全員胡散臭いったらありゃしないが、彼らのその個性的過ぎるキャラクターがこの作品の全編を支えてはいた。「幽霊いるんだったら出てきてみろよ!」という半分喧嘩腰で墓荒らし行為を続ける平野勝之監督はほんとに怖いもの知らずなんだなと思わず感心してしまう。教訓1「幽霊に会ったらガンを飛ばすこと」はマジで笑った。まあもう基本的にはエロを撮るというより心霊スポットでひたすらおセッ○スしてたら幽霊も興奮して出てくるんじゃねぇ?ということが本線のように思えた。結局、幽霊撮れてなかったので参加者の観念絵夢に霊を取り憑かせることに。「観念とストロー君に取り憑かせますから、取り憑かなかったら観念の顔に井口の糞と宇野さんのゲロ吐きかけて終わりましょ」と何の屈託もなく言い放つ平野勝之恐るべし。霊を取り憑かせる謎の儀式を始めるが、結局取り憑かず、観念絵夢はAV女優で気功師の女性に罵倒され、井口昇の糞とポンプ宇野のゲロを浴びせられ、平野勝之に墓を作られ、全ての責任を負う姿はもはや芸術??と錯覚してしまうような瞬間ではあった。