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ナラタージュのkatomitsuhoのレビュー・感想・評価

ナラタージュ(2017年製作の映画)
2.5
終始理解できなさすぎて気持ち的に距離をとって見てしまったからか、突っ込みどころ満載でイライラと笑いが止まらなかった、本当に近年稀に見ぬ自分的には無理な映画でしたァン。

まずしょっぱなの瀬戸くんの演技から無理の始まりでした。てか、どこの民法ドラマから連れてきたの?みたいなあのキャラクターが無理。
そっから過去に遡り、有村さんの演劇部同期2人の演技が本当に無理すぎて、なに?演劇部だからちょっと色々オーバーなの?わざとなの?だとしたら演劇部馬鹿にしてる?って感じで。
あとなんならエキストラの演技とかも気になったんだけど全体的にこうゆう演技でやらせてるのは監督、製作者側の問題なのかなと思いました。

あとは松潤…松潤のことは好きだし期待して見たんだけどやっぱり残念だった…。松潤は松潤でした。
目が怖すぎる。何を考えてるかわからない感じの先生ってことはわかる。だが目が虚ろすぎて、わからないと言うよりかはただただ不安になる。普通に瞬きしてくれ。

有村さんと坂口くんの2人のシーンは序盤ずっと良かったのに、坂口くんが狂気じみ出してから、あ、だめだ、終わった。この男むりすぎ、ってなった。そして狂気バージョンの坂口くんも目が怖かった。ついでに言うと柚子ちゃんの彼氏さんも目が怖かった。でも一番怖かったのは唐突にホラー感をぶち込んできたゴロゴロおじさんです。

松潤演じる葉山先生が終始クズ男にしか見えなくて、最後にはど変態クズ野郎にしか見えなかった。
葉山先生、というか大の大人の一教師が生徒の有村さんを好きになる理由、そこまで彼女に拘る理由が見えなくて、最後に「この気持ちは恋じゃなかった」って言ってたのには、逆に納得できて内心ホッとしたのに。
なのに!最後ちゃっかりやってるし!泣いてる有村さん見て涙拭く感じとかもうほんとにクズ!!!最低クズど変態教師!!!!有村さんは本当にあんな男の何が良かったんや。結局奥さんが一番可哀想や。

あと全然関西感のない何故か関西弁を使ってる家族が出てきたんですけどあれは結局京都だからあえて関西感だしてないって演出でオッケー?見事にみんな不慣れな関西弁で笑っちゃった。

あとただの教師と生徒の間柄で、君とか彼とか呼んでんのも本当に気持ち悪かった。
まぁそんなことも含め、普通のまともな教師と生徒とは違う、現実的にはちょっと考えられない関係の2人でしたね。なのでちっともシンパシー感じなかった。
登場人物の誰にも共感も同情もできない悲しい映画でした。

役者の名前ばっか出して文句言うてしまいましたが、脚本と監督の問題だと思います。とにかく色々吹き出してしまうような台詞と演出と展開でした。なんか色々古い?

あとどう考えてもこの作りだと主役は有村架純なのにエンドロールでも松本潤の名前が先に来るのには最後まで心の中で突っ込んでしまいました。
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