ちむ

マンハントのちむのネタバレレビュー・内容・結末

マンハント(2018年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ちぐはぐなところや奇妙な箇所は多かったけど俺は楽しめた!
真面目に観に行く映画ではない。
他の人のレビューもあんまりだし原作も監督のことも大して知らず、ただアクションが観たいと思って行ったのが逆によかったのかも。
出だしから日本の景色に中国語のクレジットが流れる時点で(普段から中国の映画を観ないので)違和感あり、日本人じゃない人が着物着てたり、口と聞こえる音が合わなかったり日本語中国語英語が混じっていたり、天神製薬のパーティでの(おそらく社員の)息の合ったダンスだったり、静止画だけで音声のみ流れたり、妙な残像映像になったり、場面の切り替えが唐突だったり、そもそも日本で起こりえないドンパチやカーチェイスがあったり、とにかく違和感しかなかった。
海外のスパイアクションとかもありえないのだろうけど、海外の事情を知らないから違和感を覚えないのであって、日本でああいうのをやられると不思議な感じがしちゃう。映画だからいいのだけど。

でも冒頭、國村隼の娘2人が突然和服を脱いで銃で悪人を殺しまくるシーンは面白かった。あそこで、ああこういうかテイストねと認識。なんかめちゃくちゃダサいんだけど戦う女性が好きなのであのシーンはたまらなかった。
福山雅治も結構頑張っていて、殴り合いの戦いや(龍馬伝やるろうに剣心で鍛えた?)日本刀を使ったアクションまで披露。なかなか格好良かった。
飛びながら銃を撃つシーンはジョンウーのよくやるショットなのかな?あれはっぱり格好いい。福山とチャンが手錠で繋がれた状態で協力して戦うところも良い。銃を渡したり装填したり。
ジェットスキーでのチェイスシーンも良くやったなって。途中福山の顔が全然違うおっさんだったけど。
会話も展開も撮り方や編集は何か時代遅れな感じがしてダサいんだけどアクションはよかったし、なにも期待していなかった分、だいぶ想定外のがきたので逆に面白かった(ワクワクするのと笑えるという意味で)
最後は銚子鉄道っぽいところで福山らがチャンらを見送るシーン。発車した電車を背に、なぜか線路の中(ホームからそのまま線路に降りた線路と線路の間)を歩きながら福山と桜庭が話しながら話して去っていく。いや、そこ歩いちゃダメなとこだからね?!ってツッコミたくなる終わり方だった。
もっかいミッションインポッシブル2観てみようかな。
ちむ

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