2049

マンハントの2049のレビュー・感想・評価

マンハント(2018年製作の映画)
2.5
映画にはそれぞれ「見方」というものがあると思う。もちろん僕は素人のただの映画好きなので、町山さんの言うようなちゃんとした「見方」のことではない。つまり、心構え、みたいなものだ。監督が誰で、キャストが誰で、どんなジャンルで…そういった情報から鑑賞前にはその映画に見合うであろう心構えで映画に挑むものだ。何を当たり前のことを…と思うかもしれないが、この奇作『マンハント』では心構えが出来ていなかったのでは?と思うレビューが散見される…

何が言いたいかと言うと、これはアクションでもサスペンスでもない、「ジョン・ウー映画」だと言うことだ!そこは声を大にして言いたい!ジャンルとかじゃないんだ、「ジョン・ウー映画」なんだ!!それ以外の何物でもないんだ!それが分かっていたらストーリーがめちゃくちゃで〜とか、ツッコミ所満載で〜とか、何でそこにハト小屋が〜とか……

そこがいいんじゃない!

……とは言わないが、あぁジョン・ウー監督、平常運転だな、となるんじゃないだろうか。
しかしそういう僕もどれぐらいぶりか分からないほど久しぶりにジョン・ウー映画を観て多少混乱している。最早ジョン・ウーが心配になる。こ、こんなに酷かったか?

車のクラッシュシーンはもう新手のギャグかな?と思ってしまった…車内のカットではチャンハン・ユーがチー・ウェイを庇って抱きとめているのに、引きでクラッシュしている車が映るとチャンハン役のスタントマンが思いっきりハンドル握りしめてるんだもん…それを交互に映すショットを2回やるもんだからしっかり確認出来て更に笑いが込み上げる…いくらなんでも雑すぎだよ!

でもこれでこそ「ジョン・ウー映画」という感じでそこそこ楽しめたかな…
2049

2049