碧翠

22年目の告白 私が殺人犯ですの碧翠のレビュー・感想・評価

3.6
時効撤廃法案が可決する直前に終わった22年前の連続殺人事件
突如その犯人と名乗る青年が告白本を出版する

「すべての国民が、この男に狂わされる。」

当時から事件を追う刑事の執念、遺族らの憎悪を受けながら、社会全体を自身の思惑に巻き込んでいく

どんでん返しがあるだろうなぁって思ってはいたけど、最後までわからなかった!
ただ何処かで見た事があるストーリーを繋ぎ合わせた感じで真新しい「やってくれた!」感は無かった

見どころは犯人とマスメディアの掛け合い
最後のどんでん返し

恐ろしいのは連続殺人も、殺された遺族の方がいる事も、殉職した刑事も映画の中だけの話では無い事だった
現実にいる加害者や被害者の事を思うと社会のあり方や法律について考えさせられる映画でした
碧翠

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