韓国オリジナル作品のアクション部分をカットし、大胆に改変した良作サスペンスドラマに仕上がっています。
もし目の前に時効を迎えた犯人が現れたら。
被害者遺族側はどのような気持ちに苛まれるのだろうか。
殺したいと切望することだろう。
目の前に絶対悪がいるにも関わらず、世間からは注目され、法的に何も罰せられることがない。
そんな被害者遺族のもどかしさがひしひしと伝わってくる。
時効についてですが、現在我が国日本では刑事訴訟法改正が適用されました。
一般的に言う時効とは公訴時効のことで、簡単に言えばある犯罪の発生時期からある一定期間が過ぎるとその犯人は刑事責任を問うことが出来なくなる制度。
時効廃止により、殺人罪等の死刑にあたる犯罪の時効は廃止とされています。
今作はリメイクに伴い、時効制度がまだあった1995年を事件の舞台として改変されていますね。
それに加え現代風にアレンジされ、内容としてはクオリティの高いものとなっています。
個人的には韓国オリジナルの緩さも好きですが、より日本リメイクの方が馴染みある感じです。
何を書いてもオリジナル「殺人の告白」のネタバレになりそうなので詳しくは書きませんが、大まかな登場人物の描写とラストは大きく改変されてました。
気になる方はオリジナルの方も是非観てみてください。
