藤原竜也のサイコパスな演技が好きで劇場に足を運んだ結果、久しぶりに面白い邦画を楽しめて大変満足です。
スピード感のある序盤にところどころ残る違和感。
「伏線」とわかりやすい伏線から、気が付かなかった伏線、心に残った違和感がすべて解消される瞬間がとてもよかったです。
序盤の「正義」を主張する俳優の伊藤英明と、「サイコパス」を主張する俳優の藤原竜也の掛合いも良かった。
緊迫した空気とそれぞれのキャラクターの胸の詰まるような思い、何度も涙ぐみながら被害者遺族に思いを馳せました。
思い返せば、2時間20分の中に内容が詰め込まれすぎている気もしたけど
鑑賞後は疲労感があってとても展開が速いとは思いませんでした。
感情移入ができるキャラクターがいない分、映画にのめり込めた結果かなと思います。
個人的には、記者会見中にLINEやニコニコ動画など親しみのある企業の名前が見えたり、Twitterのキャプチャや街頭インタビューや新聞ニュースがリアルだったり、実際に報道された内容のニュースが織り交ぜられているのが現実感があってお気に入りです。
