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22年目の告白 私が殺人犯ですのmikaramuのレビュー・感想・評価

3.5
サイタマノラッパー最終回からの流れで同監督最新作として注目。
クライマックスのネタは面白く退屈はしなかったが、細かい辻褄レベルで時々穴を感じなくもなく、殺人犯を持ち上げる人々の心理もわりとすっ飛ばし気味。
95年震災からの22年というのが重要な設定になってるはずで、そこに直接関わっている伊藤英明の妹の心理をもっと掘り下げてくれてればより普遍的、文学的になったと思う。
入江監督なら善悪の彼岸まで描いてくれると期待したが、現時点では「日本で一番悪いやつら」の人間描写のほうが心に残りました。
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