ずっと、泣いていました。
困難、だからこそ挑戦してやろうと、
生に向き合い続ける主人公の生き方は、どれだけ多くの人に勇気とパワーを与えることだろう。
アメフト界でも、ALSへの社会的理解を深めるという意味でも偉業を成し、
人から観ると英雄に思える彼だけど、
その背景にある彼の恐怖、不安、悲しみ、怒り、苦悩は計り知れないと思います。
死の恐怖と背中合わせの毎日、
過去の自分とのギャップに対する葛藤、
当たり前に出来ていた事が日に日に出来なくなる焦り…
想像も出来ない程の苦しさに立ち向かい、
真正面から人生に向き合い続ける彼と、
彼を支える周りの人々の生き方、
発せられる言葉の一言一言は、
とても意味があり重く、愛に溢れていると感じました。
「自分の経験や生き方から、多くの考え方や価値観を知ってほしい。そして、いつか、自分とは異なる価値観や考え方を持ってほしい、変だけどそれが僕の夢だ」と息子に対して語りかけた言葉、
「人にしてほしいことをする」
この二つの言葉が、とても心に残っています。
出会えて良かった映画です。
