このレビューはネタバレを含みます
アメリカ人の良さがとても出ていて、アメリカ人に対する尊敬の念が上がる映画。
スティーブ・グリーソンがまだ生きている状態でこの映画がちゃんとパッケージングされてこの世に出ていることも、アメリカならではじゃないかなぁと思った。
(日本だと、闘病した人が死んでそこで初めて物語が完結する風潮があるように思う)
妊娠・子育てと介護を同時進行でやるミシェルのパワフルさも、闘病しながら人間の尊厳みたいなものを失わずにいられるスティーブもすごかったけど、ドキュメンタリーならではのリアルな闘病生活から見える2人の辛さとか、人間的な部分を見れたからこそ余計に刺さるものがあった。
2人共本当にすごいんだけど、超越した存在としてじゃなく、同じ人間なんだなと感じられる部分が沢山ある。自分ももっと思いやりを持てる人間になりたいなと思う映画だった。