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ラストレシピ 麒麟の舌の記憶のr1aceのレビュー・感想・評価

3.6
「史実っぽいフィクション映画」
としては良く出来てると思う、
当時の満洲、ただの傀儡国家と評する人もおろうが
理想郷と信じた人、作ろうとした人は間違いなくいた訳で。
そんな満州で国境も人種も関係なく、
皆を幸せにする料理を作ろうとした山形直太朗(西島秀俊)の志の高さと強い意思には
胸を昂らせる何かがありましたわー良い演技。

この映画の特筆すべき点は食へのこだわり。
どれもこれも美味そうかつ面白いっ!
料理担当スタッフの頑張りっぷりを褒めましょ、
パンフには劇中に登場した大日本帝国食菜全席
全112品が写真付で紹介されてるそうな、
なにそれパンフめっちゃ欲しいw

宮崎あおいがフツーに軍の厨房に出入り出来たり、
意外とあっさり〇〇が逃亡できたりと、
アレ?と違和感を感じることもあるけど
丁寧に、かつ真面目に作られた良い映画。
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