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僕のワンダフル・ライフのcherusyのネタバレレビュー・内容・結末

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

高校生のイーサンがクォーターバックで、好きになった娘と恋人になり、奨学金がもらえるという絵に描いたようなスペック。
そして、絵に描いたような転落をする。
家族に悪そうなところは無いのに、最初から陰りのあったお父さんがアルコール依存になるのも悲しい。
犬のせいでドタバタする日常を描くシーンでは、「ベートーベン」を思い出したけど、この映画のお父さんは暗い。
いつも貧乏くじをひいて、ベートーベンに怒るお父さんが恋しくなった。

歳をとったイーサンには、「え?後悔しない日は無かったの?30年近いイーサンの日々、悲惨じゃない?」って、そっちに目がいってしまった。
何が言いたい映画だったのか、よく分からなかった。
と思ってたら、みんなのレビューを観て「泣ける映画だったのか!」と気づく。
ウルッとはしたけれど…。
犬を飼ってたことはあるのに感情移入できず…ながら観してしまった。

犬生が繰り返される(100万回生きた猫風?)なら、イーサンに出会う前はどんな犬生だったんだろう?とか、
一番最初にオスかメスか決まるのはどういうことなんだろう?とか、
そういう細かいことを考えてしまう人には不向きの映画。
理屈ぽくならずに素直に観られる人でありたかった…。

犬が沢山出てくるのは可愛い。
コーギーの年寄り犬は明らかに耳が大きくなってて、同じ犬種でも、やっぱりそれぞれで顔つきが変わるなぁって微笑ましかった。
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