MiyazakiDaisuke

サバイバルファミリーのMiyazakiDaisukeのレビュー・感想・評価

サバイバルファミリー(2017年製作の映画)
3.5
私の批評予報: 1週間ほどで賛否両論で埋まるでしょう。

絵本的な映画だったと思います。

電気が無くなり突然始まるサバイバル生活!平凡な4人家族は失われた世界で何を見つけるのか?!…なーんて勇ましい話ではありません。頭からキノコが生えて来て凶暴になる人も、世紀末で身長3メートルくらいあるアノ方も出て来ません。生活から電気が一切無くなりました。それだけ。

リアル系パニック映画なら、略奪シーンや戒厳令下の東京等、見栄えのするシーンがゴリゴリ挿入されるのでしょうが、そんなシーンも有りません。

が、パニック世界が抽象的に安っぽく描かれているからこそ、映画の中の世界に想像を張り巡らせることも出来たと思います。絵本を読んだ時の感じに似ている。不思議な魅力を感じる映画でした。

電気が無くなる。そんな事は起きるはずも無いし考えたことも無い。でも身近で大切なものだからこそ、電気の無い仮想世界を想像してしまうのかも知れませんね。

って事で、私は高評価側の人間でしたw 続編は無理だけど、似たような作品増えろー!