痛風師範

サバイバルファミリーの痛風師範のレビュー・感想・評価

サバイバルファミリー(2017年製作の映画)
1.8
1.8点
コメディーなのか、有益な情報を発信する映画なのか?
家族の絆(笑)を電気も内燃機関も動かない世界で、やや深めるという話なんだけど。。
まあ非常時には落ち着いてまず情報を集めろとしか。

自転車で東京近郊からじいちゃんのいる九州のどっかまで目指すんだけれど、飯、水、火で右往左往しているだけでサバイバルというより行き当たりばったりでさまよっているだけなんだよな。
岡山での暮らしがよかったけれど、実家に行っての暮らしぶりみたいなのの描写が希薄。学校どうすんのとか。
あと、核戦争後の世界じゃないんだから、いつ電気が復旧するかわからない状況だからペットボトルの水に法外な値段をつけたように米屋も現金で買わせると思うし、行政や警察、自衛隊もそれなりに秩序治安維持に動くと思うし。
やっぱりこういうディテールが甘いとしらけちゃうね。

深津さんが母親役やってるのが感慨深い。
それと母親の3輪自転車のギア比で一人だけ足の回転が速い早い。気の毒(笑)

高速道路やPA等々の公共の道路、SL機関車などを撮影で使えるのはずいぶん予算があっていいなあと。

なんかもっとリアリティーを追及して、観終わった後にサバイバルのスキルが身についているような映画が観たかったな。
何かと中途半端だった。
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