チビコロ

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~のチビコロのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

聾唖の方たちを
生き生きと映し出していた。
でもそれは、すでに自分の状態を受け入れることができた人たちの輝きなんだろう。

音のない世界。
なかなか想像できないことを、体験させてくれた。
先天的、後天的によっても
自分自身の障がいの捉え方は違ってくるだろうけど
五体満足で生まれ育った自分は
その苦しみは全く想像つかない。



半ば強制的に聴覚障がい者のコミュニティに入ったルーベン。
コミュニティはルーベンの居場所となる。
が、離れた恋人の元へ戻るため
新しい音を手に入れ
幸せをまた取り戻すはずだった。


「外との繋がりを断ちコミュニティで生きる。
結果的にそれが一番いい」
「難聴はハンデではなく治すものではない」という理念。
ジョーの信念は素晴らしい。
本当にいろんな人を見てきたんだろう。
なんでもお見通し。
でも帰ってくる場所を作ってあげてもと思った。


なんとも切ないストーリーだった。


そして『メタル』の意味よ!





個人的な話。

けっこう前に、観たくてMarkしてて。
たまたま調べたらちょうど上映中とな。
急遽夫に相談。
さすが神夫。
二つ返事でOK。
早く夫婦でゆっくり観に行ける日がくるといいなぁ。
チビコロ

チビコロ