サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~の作品情報・感想・評価・動画配信

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~2019年製作の映画)

Sound of Metal

上映日:2021年10月01日

製作国:

上映時間:120分

ジャンル:

あらすじ

「サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~」に投稿された感想・評価

Ayumiss7

Ayumiss7の感想・評価

4.2
障害を持つことで、変わる周りの目や
環境(不便なこと)を描いてあるのかと
思って観たら、ぜんぜん違った。
元に戻ることが良いこととは限らない。
健常だからといって足りている訳ではないし、幸せとは限らない。

コロナ禍で、自分自身や
自身の生活と向き合った人も多いと思う。
この映画を観て、またそれらを振り返ったり、考えたり、感じたりする。
すいか

すいかの感想・評価

4.2
ある日突然、聴力を失ったら…突如背負うことになった障害を受容していく過程が音とともにリアルに描かれた作品である。

ヘヴィメタルバンドのドラマー、ルーベンは、ボーカリストで恋人のルーと一緒にトレーラーハウスで移動しながらライブをする生活をしていた。そんな中、突如原因不明の聴力低下を来し、聴力は戻らないと診断される。「人工内耳」を埋め込む手術は高額で、すぐに払えるものではない。ルーベンは、人工内耳埋め込みに希望を抱きつつ、聴覚障害者が集まるグループホームに入居することとなった。
手話を学びながら、日々の作業、聾学校でのボランティア活動を行い、仲間と寝食を共にする施設である。
恋人と離れ、スマホも預けられ、基本的には誰とも連絡できない。手話もわからずストレスが溜まるルーベンであったが、施設のリーダー、ジョーの助言で始めた「朝起きたら、コーヒーを沸かし、部屋でただ座る、それができなければノートに文字を書き続ける」というルーティンで徐々に落ち着き、手話も覚えて他の仲間とも打ち解けていく。そんなルーベンの様子を見て、ジョーは、ずっとここに留まり、生活費していかないかと提案する。しかし、「聴力を取り戻す」という願望は、ルーベンの中から消えなかった。トレーラーハウスも、機材も全部売り払ったルーベンは人工内耳を埋め込む手術をして、グループホームを出て行き、ルーの元を訪ねるが…

作中、ずっと普通の音(正常な聴力で感じる音)と、ルーベンの聴いている音(聴力が低下した状態で感じる音)が流れる。突然聴力が低下する恐怖、ショックがよりリアルに伝わって、イラついたり、絶望するルーベンの体験を追体験しているような感覚であった。

人工内耳を通して聞こえる音は、想像以上に軋み、健康だった頃聴いていた音とは全然違う。それをルーベンはどう感じたか。言葉では全く語られないが、ルーとの会話、泣いて抱き合った意味、ラストシーンで、ルーベンが至った境地と感じた静寂を私も一緒に感じて、震えた。

このレビューはネタバレを含みます

なんだかいろんな事を考える映画

無音の状態の映像が綺麗だったり、人工内耳の音がの表現が凄かった

ルーと別れる意味はなんだったのだろう
依存という意味なのか?

とにかくありのままを受け入れたルーベンの生き方はすごいと思う
Y

Yの感想・評価

-
映画館で見れてよかった
音がリアルかどうかはわからないけど
あんな風に聴こえてるのかな、、?
失ったものを取り戻すことが一番とは限らないんだな
すんごく好きなタイプのぐさぐさきゅーってなる映画だったんだけど
お酒飲んでみて寝てしまった所があるから、ぜったいもう一回映画館でみて感想かきます。
まず第一に主演のリズ・アーメットがすごくいい。好きになった。

正直、聴覚のインプラントを使うとあの様な音伝達になるとは知らなかった。
クリアではないにしろ聞こえづらさの問題かと勝手に想像していたので『メタル音』を聞かされた時の驚きと作品タイトル由来が『メタルバンドマン』とのダブルミーニングになっていることに気付く。

前半のほとんどの台詞がとにかくこんなにも使い訳があるものかと思うほど『fuck』活用し連発します。それだけで何の心算もなく急速に聴覚を失っていくルーベンの不安と苛立ちがヒシヒシと伝わってくる。

自意識なく享受していた暮らしの中の幸せや依存していて失ったものを求めて抗うことが必ずしも最善ではないなど、いろいろと考えさせられる。

この作品を観れて良かった。
ジケン

ジケンの感想・評価

3.9
失聴状態のくぐもった地響きのような低音、ノイズ、耳鳴りの表現が秀逸。突然音が聞こえなくなる絶望感が伝わってきた。


耳が聞こえている日常のありがたみを感じた。
Ren

Renの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

朝5時のコーヒーとドーナツ。すべり台を叩いて少年と振動を感じ合うひととき。主人公が今まで取りこぼしていた「静寂」のかけらを拾い集めていくことで、少しずつ変わっていく。ただやはり元の彼の人生、夢中でただ目の前の日々を生きていた頃に戻りたくなって…

RUBEN: 動き出す頃合いだったんだ 自分の人生を守るために。誰も俺の人生を守ってくれやしないんだ。ここにいて何が残る?だろ?時間だけが過ぎていく。俺がいなくなって誰が気にする?誰も気にしない。世の中なんて そういうもんだ。分かってる。ただ時間だけが流れていくんだ。

JOE: 君に聞くが 毎朝の課題でじっと座っているとき 感じることはあったか? 静寂(Stillness)の時間を。君は正しい。世界は動き続けていて残酷な場所にもなる。だが 私にとってはその静寂こそ 心の平穏を得られる場所だ。その場所は 決して君を見捨てない。

変わりかけていた自分、元の自分、おそらくどちらのルーベンも正しくて、どちらかしか選べないなんてなんて残酷な世界なんだろうと思ったけれど、ラストシーンで、自分も残酷な世界での居場所を見つけたような気がして穏やかな気持ちになれた。

毎日思いつきで紙に書き殴るというのは、実際に自分も留学していた際にやっていたが、その時間は誰にも邪魔されず自分と向き合うことができて人間的に大きく成長できたと思う。調べてみるとどうやら心理療法にもこうしたものがあるらしい。あの時間は今でも人生を通しての大切な財産だと思っている。
pier

pierの感想・評価

3.6
難聴を患ったドラマー。
バンド仲間で恋人でもある女性に紹介された施設で立ち直ろうとするが…。
耳が聴こえないという事を、障害と捉えるか否かの問題。
別の人生もあると悟る一方で、元の生活に戻ろうとする葛藤も痛いほど伝わる。
静寂の中にある平穏が美しい。
インプラントってこんなんなんだ…と思った
なんか聴力がなくなっても字幕見て想像できるように、音楽のジャンルとか知りたいかもって思った
帰りにドーナツ買って帰った〜
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