このレビューはネタバレを含みます
バンドマンが突然聴覚障害になる話。
原因が音圧だけなのかわからないが、復帰に向けて足掻いていく姿が描かれている。
若干私自身も耳の具合が良くない時があり、音の聞こえ方とかが非常に似ていたので、見ていて苦しくなる時があった。
失ったものを取り返せると思い全てを売り払って決死の覚悟で受けた手術の結果が思うものでなかった時の残念感が悲しすぎる。
恐らく施設の人もわかっていたのであろう。だから留まらそうとしたのかもしれない。
エンディングの静寂が訪れたときに、施設で受けた意味が理解できたような表情が印象的だった。