はじめは前評判ほど~~?と、いまひとつ世界観に乗れなかったのだけど(っていうかいくらそういう設定にしろ主人公もうちょっとくらいかわいくても)(シルヴァン・ショメ的な細い線がすきなので)、後半急に話が進んで、ママの立ち位置を把握したときはなかなかこりゃあたらしい……ほぅ……となりました。思想は愛を変えることもあるよね。愛が戻ることも戻らないこともあるよね。トカゲ夫、あの発言をしておいてまっとうな感性として描かれなくてよかった。さすが。
英語字幕だったので把握にちょっと戸惑ったけど、大戦が起こらなくてナポレオン軍事政権が続き、電気は発明されなかったことにされた世界。かな?化石燃料ごりごりに使い尽くして汚染された環境についてもわりと痛切に訴えてたと思う。
音楽とてもよき。
あと音声フランス語と英語とではオープニングクレジット細かく変わってるの素敵。
いろいろ深読みしつつ見たくなった作品です。