先日、キリスト教の映画『サン・オブ・ゴッド』を観たのがキッカケで鑑賞。
『サン・オブ・ゴッド』は主人公は特に設定されてなくてあくまで客観的に捉えた作品だったけど、今作はマグダラのマリアを主軸に置いたストーリー。
やはり主軸があるほうが、キリスト教とユダヤ教の違い、マリアがキリストのどの言葉に救われたのか、キリストの言葉がローマの圧政に苦しむユダヤ人にどう響いたのか、分かりやすい!めちゃめちゃ理解できた。
(サン・オブ・ゴッド観たときはキリストってなんて胡散臭い奴なんだと思ってたけど笑)
ルーニー・マーラとホアキン・フェニックスがめちゃいいね。ルーニー・マーラの儚げなんだけどどこか芯のある女性の姿、ホアキン・フェニックスの慈悲深い立ち姿、素晴らしかった。
それにしてもマグダラのマリアは2016年にやっと他の使徒に並ぶ存在と認められたそーな。それまでの数千年の間娼婦だと思われてたらしい。衝撃ですね。
この作品を見る限り、マグダラのマリアは極めて現代的でキャリアウーマンみたいな女性。長年の誤解を払拭するいい作品だった。