ゆみモン

安城家の舞踏會のゆみモンのレビュー・感想・評価

安城家の舞踏會(1947年製作の映画)
2.5
吉村公三郎:原作・監督
新藤兼人:脚本
1947年作品。
戦後の没落華族の、最後の打ち上げ花火のような舞踏会の一夜。
本当に華族制度というものが存在したのだなぁ。大仰だが美しい日本語。主人に使える使用人。
原節子は、まさに最後の貴婦人といった高貴な美しさを放っている。しかし、彼女の役はしっかり現実を見据えている。
最後の父と娘のダンスシーンが、切なくも美しい。