はじめダサいオープニングタイトルとお粗末CGの宇宙衛星でヤバいかなと思ったが映画はものすごく良かった。トルネードに襲われるシーンは迫力満点だし、主人公ビルとそのフィアンセ、離婚秒読み妻の三者による三角関係的なメロドラマ要素もあり、ドラマとしても面白い。
初めはメリッサがイヤな女に感じてジョー側に立って観てるんだけど、ビルに別れを告げるシーンの時点では既にジョーとメリッサの評価は逆転してた。ありゃビルさん尻に敷かれますな。とは言ってもやっぱりラストシーンはカタルシスに満ちている。
ドライブインシアターにトルネードが直撃するシーンがあるんだけど、そこで上映されてるのはキューブリックの『シャイニング』。最も有名はドアを斧で叩き破るシーンに合わせてトルネードも接近してきて最終的にスクリーンをメタメタに巻き上げる。この一連のあざとい演出がいい味だしてる
(20240126)
