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修羅の群れの913のレビュー・感想・評価

修羅の群れ(1984年製作の映画)
3.3
「我慢することも男の道だ」

会社の人にめっちゃ薦められたので観ることに。当時の東映お得意の任侠映画で俳優陣が松方弘樹、北大路欣也、サブちゃん、丹波哲郎、菅原文太とかすごすぎる!

昭和初期、柔道に励む稲原龍二の元にヤクザからのスカウトがありヤクザの世界へ足を踏み入れる。稲原は親分の横山らからの教えを胸に義理人情厚い人間へ成長していく。

正直言うと話の展開が粗くいつの間にか時が過ぎて稲原も兄貴と呼ばれるようになってたり、所帯をもっていたりと急すぎる。でも稲原らが根は優しい人で賭場で罵られてた韓国系の人や鉱山で現場監督にいじめられてる人たちを助けたりしてるとこがいいんよね。親っさんらも名言を生み出し、

「この世界の言葉に馬鹿でなれず、利口でなれず、中途半端じゃなおなれずっていうのがある。生半可な修業じゃあ、男は磨けねえぞ」

というセリフが沁みた。何事も中途半端はいけねえや。

でも大きくなった稲原の息子が背中に刺青入ってるのを母親たちに見られるのはなんか笑っちゃうw
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