はせぴょ

傷だらけの悪魔のはせぴょのレビュー・感想・評価

傷だらけの悪魔(2017年製作の映画)
3.5
舞台挨拶には登壇してないけど、推しが2人出演してる(伊藤万理華、YUKINO)映画なので、初日舞台挨拶の回に鑑賞。

原作はcomicoで読めるマンガ(現在も連載中)なのだが、ストーリがなかなか進まないので途中で読むのを止めてしまった。

主人公が複雑な心理描写が多いので、映画でこの世界観を描くのは難しいだろうな、と思っていたけど、ところがドッコイの大きな拾い物。

ストーリーはサクサク進むし、いじめをテーマにしているのにダークな雰囲気にならず、いじめそのもののクラスでの人間関係やいじめる側、いじめられる側の衝動を上手く表現している。

男子生徒と女子生徒との距離感の作り方も絶妙だし、メンヘラ女子のある印象的なシーンも主人公が単に善人寄りにならないところがいい。

めんどうくさいスクールカーストを客観的に見て震えながら、最後はスカッとする、新しい味わいを持った良作。
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