まよいマイマイ

桃尻娘 ピンク・ヒップ・ガールのまよいマイマイのレビュー・感想・評価

4.5
アンノン族の生態を背景に信州から金沢、京都へと旅するレナのあっけらかんな日々を描く。
旅の途中で知り合う人たちに好奇心でついていくレナ。どのエピソードも重くなく、いやな人物は出てこない。
レナと親友のユーコは旅を続けて、ワケありの旦那をもつ妻の売春の手伝いをしたり好奇心だけで楽しく行動する彼女たちは天真爛漫さ!
ワケあり旦那(内田裕也)の妻(片桐夕子)がレナとユーコと食卓を囲んで「桃尻」についてしみじみと語るシーンは作品全体がユーモアな展開なだけに片桐夕子の演技が光った。
自由におもむくままに。
ふたりの旅を寄り添うように描き出す小原監督の演出もさえまくっている。
ロマンポルノ、日本映画のなかでも大傑作のひとつ
まよいマイマイ

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