詳しいレビューはブログで書く予定ですが、これは素晴らしい。今年のアニメ映画ベストと言っても過言ではないでしょう。
私はこの映画を見るために、モンスターストライクのWEBアニメ7分×51話分+番外編を予習しました。
WEBアニメ自体のテイストは妖怪ウォッチに似た、パロディだらけのバトル×ギャグの前半、シリアス要素も混じって王道バトルものになる後半という感じでした。
そしてWEBアニメシリーズから映画に通ずるのは、「記憶」というテーマ。
モンスターストライクというのはスマホの代名詞とも言えるくらいに日本では普及したスマホゲームの一つだ。
スマホゲームということは、ゲームのデータが無くなってしまえば、まるで無かったかのように消えてしまう。つまりモンスターストライクというゲームそのものがもつ「記憶」というものは非常に脆く、崩れやすいものだ。
でも、それを通じて培った人と人とのかけがえのない思い出は例えゲームが無くなったとしても無くなることはない。色褪せない思い出として残り続ける。
モンスターストライクがアニメシリーズを通して描き続けるのは、そんなかけがえのない「記憶」の意義である。
スマホゲームのアニメ作品がこんなテーマを掲げているのがまた面白い。
そしてこの映画版で描かれるのは、まさしくWEBアニメシリーズで唯一残された謎。主人公たちの幼少期の物語である。
1人では勝てない。でもみんなとなら。
そんなシンプルで、当たり前のメッセージがストレートに突き刺さる。
WEBアニメを見てきた人にとって、あのスタンドバイミーを思わせる、線路のシーンは涙無しには見れないだろう。
全ての謎が解き明かされ、そしてWEBアニメ本編の内容に新たな輝きを与える。
この上なく素晴らしいアニメ作品であった。
本編の詳しい内容などはまたブログで改めて…