オーウェン

王妃の紋章のオーウェンのレビュー・感想・評価

王妃の紋章(2006年製作の映画)
3.1
唐が滅んだ後の中国は王の座を巡り一触即発の時代に突入。
その中で嫉妬や陰謀が渦巻くやり取りが見える。

チャン・イーモウの歴史劇なので、煌びやかな衣装とは対照に心は揺れる。
早くの段階で王妃に毒が盛られていることを見せるが、それ以上に王子や親族の裏が次々明かされる。

チョウ・ユンファにコン・リーなど、強力なキャストが重厚なやり取り。
LOTRを思わせる金の兵士と銀の兵士の総力戦は物量を活かしたアクションになっている。

基本的には悲劇のみで進んでいくのだが、そこのみに特化しているので、他のイーモウ作品よりは印象に残りにくい。
オーウェン

オーウェン