2019映画館#23
米ジャーナリスト、ジャネット・ウォールズの半生を描いた、ベストセラー作品の映画化。
口先だけで、アル中の父親と絵を描く事だけしかしない母親。住む所を転々とするウォールズ一家。それでも、家族はとても仲が良く特にジャネットと父レックスは、いつかガラスの城を建てる夢を誓った。しかし、現実を見る様になると父親が窮屈になり学校に通い、お金を貯め家族から離れるジャネット。金融ジャーナリストと婚約するも、親子が近くに越してきて貧乏暮らしを隠す為に、自分を偽るようになる。
ジャネットの幼少時代と交互に展開していくストーリーは、現実を知らない無邪気な子供達の演技に印象が残る。動物と子供には勝てない。しかし、それを凌ぐウッディーハレルソンのダメおやじでありながら、お金で買えない物と本当の幸せを子供達に伝えた演技が素晴らしかった。酒を一度は絶ったのにまた飲み始めるわ、ジャネットの貯金を使うわで、本当にダメおやじなんだけどね。
朝10時の回は年配の映画ファンの方ばかりで、ブリーラーソン目当ての人は僕以外に何人いたことか(笑)そのブリー、ブロンドを赤毛に染め、何度も父親に裏切られ離れるも、最後まで父親を愛し続け父親から愛されたジャネットを演じていました。婚約者とレックスの腕相撲対決のシーンでは、反対していたクセにいざ始まると「父親の腕をへし折れ！」とキャプテン・マーベルになっていました(笑)
