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ガラスの城の約束のmementoのレビュー・感想・評価

ガラスの城の約束(2017年製作の映画)
1.0
「タクシーに乗ったお前は、パパを無視した!(怒)」って、そりゃホームレスになってゴミ漁りしてるパパが娘が乗ってるタクシー蹴ってくりゃ誰でも無視するわい!

どんなにきれいにまとめても、とても感動なんかできない話だわ。
ガラスの城が作れないことなんかパパが一番知っていたはず。
子供は無条件に親は正しいと考えるし、ある年齢までは親が見せる世界しか知ることができない。本当なら子どもたちの人生の選択肢はもっともっとたくさんあったはずなのに。

先日観た「存在しない子どもたち」では、少年が「僕を生んだ罪」で両親を訴えるが、この「ガラスの城の約束」は家族揃って笑い合う明るいラストだ。
両親を訴える少年の苦しみは理解できるが、笑い合う家族は自分には理解不能だし、寒気すら感じる。
人には自由に生きる権利があるが、これだけ好き放題に生きたい人間は子供を持ってはいけない。
酒飲む前にパンを買え。

ジャネット役(子供時代)の少女の演技が素晴らしかった。
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