LEE

ソード・アーチャー 瞬殺の射法のLEEのレビュー・感想・評価

4.2
日本ではどれもビデオスルーで、知る人ぞ知る…的な監督であるシュハオフォンの監督二作目
相変わらず痺れる作品だった


シュハオフォン監督作に共通するのは愛と武術
本作も例に漏れずそこが主題となっている
仲裁人ジャッジアーチャーが一人の女性と出会うことで、人生が武、そして愛の本当の意味を知る
なんか難しそうに書いてみたんだけど、実際難しい笑
そこを紐解いていくのも含めて本作の魅力だと思う
役者としては少林寺の悪役てわお馴染みのユエ・チェンウェイが出演していて、圧倒的な存在感を放っていた
20年以上の時を経て活躍してれたのはめちゃくちゃ嬉しかった


本作のアクションをアクションと言っていいのか分からないけど、明らかに今までのアクション史の文脈にはない突然変異的なアクションになっているのが面白い
オーバーな演出もないし、カメラワークやカット割りのセンスも独特で普通の人だったらやらないような事をうまくいっているかどうか怪しい部分もあるが、やり抜いているのが素晴らしい
その結果テンポやパワー感含め見たことのないものに仕上がっていて良かった
個人的には主人公が道場にかちこんでいく所が好きだった


とっても不思議でとっても魅力的な一本
監督の最新作な楽しみです(撮ってはいるけど中々公開されない…
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