原作既読して鑑賞した者としたら、冒頭から海外＋英語のセリフに戸惑う。一瞬観る作品間違ったかと思う。しかも、せっかくのセリフに大音量のピアノがかかって聞き取れない。
普通に会社のシーンから始めても良かったけど、 ハエのたかる葡萄があるのがまさか隆の部屋だったことに驚愕。
原作かいつまんだけど、最後は夢見心地にしたのがオリジナリティと言いたいなら、違うな、と。
原作にいかに忠実な起承転結で、映画ならではの演技力でスケール感をあげるかが、原作ありき作の求められるところで、見せ所だと思う。
福士くんの英語のセリフも関西弁も違和感ない演技と隆に見える工藤くんのキャスティングには期待以上だったが、それだけに、黒木華の中途半端なケバいおばさんにも、ふわっと終わって良かったでしょと言うエンディングにも不満が残った。
