スプリットのべちゃのネタバレレビュー・内容・結末

ファンだからかもしれないけど、マカヴォイの演技を見るだけでも価値のある映画だった。つらいけど。衝撃の結末！とは思わなかったかな。

ケイシーの人生もケヴィンの人生も、あまりにもつらい、と思った一回目。
それを知った上で見た二回目は、だいぶ雰囲気が違って見えて。ケイシーはただ冷静なわけではなくて少女の抵抗がいかに無力なものか知っていて、人一倍体を強ばらせていたんだと気づく。しんどい……

ビーストはほかのひとから見れば脅威だけど、あくまでみんな"チームケヴィン"で、ケヴィンを守るために生まれてきた人格なんだよ、というようなことを来日イベントの時にマカヴォイが言っていて。
最後、歯ブラシがずらっと並んでるシーンにすごくゾッとしたんだけど、それと同時にみんなここで肩を寄せあって傷付いたケヴィンを守るために必死に生きてきたんだな…と思うとたまらなく切なくなった。

デニスとパトリシアとヘドウィグ、これからどうなるのかなあ。