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スプリットのハイブリッジのレビュー・感想・評価

スプリット(2017年製作の映画)
3.5
シャマランがおばあちゃんの次に挑むのは多重人格者

3人の女の子が拉致され、目覚めた場所は多重人格者の檻の中だった。監禁される中で、多重人格者には23人の人格が存在することが分かる。そして「もうすぐ彼がやって来る」と告げられる。その24人目の「彼」は実在するのか、そして仲間なのか、敵なのか、何者なのか、戦いが始まる、、

シャマラン監督の作品は、「シックスセンス」と「サイン」以降それを超えるものは個人的にありませんでした。本作もです。

それでも毎回観てしまうのは、圧倒的に予告編の製作の上手さに尽きると思います。

こういうパニック系の映画は特に、映画の予告編が重要で、それを製作する会社や個人の腕にかかっていると思います。正直、本作の予告編が無かったら観ていません。

そして毎回シャマラン監督の作品を見終わって思うことは、「まあそうなるよね」です。「シックスセンス」の時も結末の予想はできていました。観てラストを確認することで満足してしまいます。映画自体の感度や興奮ではなく、ネタバレを確認できれば十分なのです。笑

本作、強いて面白かったところを挙げるとすれば、シャマラン監督自身の出演シーンと、子供の人格の時のシーンです。

前者は、シャマラン監督が一瞬出演するシーンで、フーターズの話をする場面です。一瞬でしたが、空気が和らぎました笑。

後者は、ストーリーのキーとなる子供の人格であるヘドウィグの部屋に行くシーンです。好きな音楽を拉致された女の子の1人に聴かせたいと言い、聴かせる音楽がKanye westだったんです。シャマラン監督の中で、それくらいの年代が聞く音楽といえばカニエウエストなのかあと、少し面白かったです。笑

あと、結末が分かった後の本当のラストシーンは、かなり衝撃的な終わり方をしているので確認してみてください。
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