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アウトサイダー コレクターズ・エディション/アウトサイダー ディレクターズ・カット版のDのレビュー・感想・評価

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コッポラ全盛期からすると、「ランブルフィッシュ」、「コットンクラブ」と続く、コッポラのYA三部作はやや物足りない。

「地獄の黙示録」で燃え尽きたのか、消耗したのか。

70年代にあった映画を支配していた憑き物のような言語化しにくい何かがなくなり、以降80年代のコッポラ作品は明らかに魂が抜けてしまったよう(タッカーは別)。

オープニング後の映画館のシーンでは、「ハスラー」がかかっていて、時代設定は1960年代始め。

音楽のカーマイン・コッポラ作曲&スティービー・ワンダーの「Stay Gold」が相まって、いつまでもノスタルジーは色褪せない。

尚、本作のあと「卒業白書」でブレイク直前、無名期のトム・クルーズなのに、自身の主演作「卒業白書」に集中するため、コッポラ作品をちょい役におさえるあたりの逸話がつきものとなっていて、その先見性は見事だ。

事実として、本作のメインキャラクターの出演者たちはほとんどが消えた。

PS.本作をみるなら断然DC版だ。

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