このレビューはネタバレを含みます
うーーーなんかもったいない評価迷う映画...
途中というか終盤くらいまですっごい良かった。映像、展開、カットも音楽もめっちゃかっこいい！大河ドラマの軍師官兵衛のときから思っていたけど、やっぱ岡田くんの歴史もの役は良いなー顔も声も素晴らしい。石田三成の独りよがりな義のイメージも合ってた。あと、東出くんの小早川もハマり役だった！声が高いからか賢くて強い役より、ああいうちょっと脆くて情けなくて繊細な役がとても似合う。
しかし評価のばせない理由が以下３つ
・役所広司の拭えない徳川家康じゃない感:演技はすごいし迫力もあるんだけど、なんか徳川家康のたぬき感がなくて、ずっと違和感...お腹出す特殊メイクしてたけど顔はシュッとしてるから無理矢理感がすごかった。清須会議の柴田勝家のがあってたな
・はつねとのラブが途中からしつこい:有村架純ちゃんめっちゃかわいーーーし最初のスパイの時、アクションすごいかっこいいのに、三成からいきなり愛の告白(それもなんでかよくわからん)後、赤耳に綺麗にやられてたほうが良かったんじゃ？と思うくらい謎に生き延びて、ちょいちょい登場してでも役に立ってないし、三成も恋ボケし続けてて...とそこまでしてラブ要素いる？？？って思ってしまった。
・終わり方がダサい...斬首場までいって、最後どアップで「これぞ、我が正義(キリッ)」って終わるの、流れ的にそこだけすごい不自然だった。。別にそれまでに義を大事にするってのは言い続けてたから、それで終わらなくても、、と、、もっとクールに終わって欲しかったな。それこそ、はつねと黙って見つめあって終わるとか、、
ほか脇役俳優陣も素晴らしかったし、総じて観てよかった映画ではあった。いままで石田三成はあんまり好きになれなかったけど原作読んでみようとおもった
