こよみ

関ヶ原のこよみのネタバレレビュー・内容・結末

関ヶ原(2017年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

石田三成と原作好きの私。
文句なしの作品でした。
原作や史実を知らない方は、予習をしてからの方がいいと思います。多分ついていけません。

原作好きではあるけれど読書が下手(?)な私には、わかりやすく映像化されて助かりました。
上中下巻が違和感なくまとまっている。

キャストもそれぞれぴったりな配役で、まさに理想の関ヶ原。
(役者さんたちのなかでは)低身長気味な岡田准一さんが156センチの石田三成らしい。かっこよすぎるけれど!笑

途中からは涙がボロボロでてきます。
悲しい、悔しい…いろんな感情が込み上げて、観た後は毎回放心状態に。
石田三成好き故になのでしょうか。

戦のシーンは(本物を見たことはないけれど)とてもリアルで、思わず目を背けたくなります。
この時代が好きだけれど、本来こんなことが起こってはならない。表現が悪いかもしれないけれど、この時代の日本で、戦をフィクションと捉えられるのは幸せなことなのだなと感じました。

全体的に100点満点ですが、ひとつ残念だと思ったところを挙げるとするならば、島左近の最期でしょうか。
呆気なく爆破で戦死というのは少し物足りなく感じてしまいました。
ですが、骨が見つかっていないなどの点から考えると自然の流れだと思うので、本当に個人的なわがままです。

三成の初芽への告白(?)シーンもとても好きです。
不器用な石田三成らしい台詞で微笑ましいです。

とにかく、理想のひとこと。
この作品に携わっている方皆さんにお礼を言いたいです。
こよみ

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