膝芦毛

関ヶ原の膝芦毛のレビュー・感想・評価

関ヶ原(2017年製作の映画)
3.3
つい先日、松尾山に登ってきたので、これを機に二度目の鑑賞。

松尾山、僕にはちょっとした登山で1時間とまでは言わないまでも、まあまあの時間を要し「こんな山の上に陣を築いた時点で小早川秀秋は戦をする気なかったんちゃうかな?」と思うほど。山頂から見た関ヶ原の決戦地の眺めは最高で「そりゃここから合戦の様子を眺めてたら、西軍を裏切る約束をしてたとしても、序盤の西軍優位な戦況を観てたら金吾も迷うわな」と。因みに石田三成が陣を築いた笹尾山は山というより丘だった。

歴史に『タラレバ』はナンセンスなんだろうけど「もし、小早川秀秋が裏切らなかったら」とか「もし、南宮山の毛利軍が参戦していたら」って話より「もし、石田三成に人望かあれば」ってのが、究極の『タラレバ』なんじゃないかな。嫌いじゃない、寧ろ好きだけど「ホンマはええ奴やねんけど、、、」って言われるタイプでは、ちと厳しかった気がする。

金吾が東出昌大なのは、なんかハマり役な気がしてちょっとクスッてなる。次は南宮山に登ってみよう。
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