爪師真央

アルティメット・サイクロンの爪師真央のネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭バックドラフト感からの中盤で早くもアルマゲドンオチが予想できた。

案の定アルマゲドンのあの名シーンがそのまま…

ストーリー自体は悪くないのだが、元カレ、隣の夫婦の問題、ダンカンの母、この3つのドラマが薄過ぎ。
全てを描くのに1時間半で終わらすには予算の問題なのか短過ぎると思った。
例えばリズムが悪く、大事なシーンへの盛り上がりの助走が少なくイントロ(兄の死)サビ(嵐当日のボウの死)アウトロ(ダンカンのインタビュー)が極端に短い上に熱量ハンパなくバランスが取れてない。
無理矢理詰め込み過ぎて泣ける筈が泣けない。
いい話なのに勿体無い。

ケイトボスワースが好きなので最後まで観たが、少し残念だった…

実話に基づいた作品だが、2013年5月13日よりこの映画製作を開始以来、完成までの2年の間に現場でラインマンが112人死亡していると最後に流れたがそれに一番驚いたし死に過ぎと思う。
そもそももっと安全対策は無いものか…
ラインマンは必要な仕事で感謝すべき仕事だと思うけど殉職と呼ぶべきなのか、寄付金を募るのも解るけど、余りに無念だ。

そして邦題は意味不明で更に台無し。

ラインマンへの敬意を込めて評価3とした。