ちゃんた

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だのちゃんたのレビュー・感想・評価

3.7
詩人である最果タヒの詩集を元に作られた珍しい作品。都会で暮らす男女が、なかなか周りと馴染めずに孤独に暮らす中で右往左往して、実は波長が合うんだと気が付くまでの話。話の中で時々、最果タヒの詩が織り込まれる。賛否は分かれる作品だと思うけど、私は最果タヒの詩も、主演の石橋静河、池松壮亮も好きだし、この作品から色々感じられたし、楽しかった。

全体的に暗い内容なんだけど、健気に生きていく中で光が見え隠れする感覚があって、そこに希望を感じる。なんだかよく分からないけど、頑張って生きていこうという気分になる作品だった。この感覚は詩を読んだ感覚と似てるかもしれない。とにかく何も考えずに、ぼーっと見てどう感じたのか理屈抜きで考えてみるのをオススメしたい。
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