このレビューはネタバレを含みます
最近視聴した石井裕也監督の映画は
2作品とも赤をポイントにしていたので
作品名に青が入っているのも興味深かった。
常に死の気配を感じながら生きている慎ニ
の周りには常に死があり、
看護師の女性に恋をする。
前半は早口で喋り続ける慎二。
喋らないと不安なんだろうね、と慎二に言う
無愛想だった美香が後半は逆に喋り続け、
慎二が話を聞いている。
その関係性も凄く良かった。
『きみがかわいそうだと思っているきみ自身を、誰も愛さない間、きみはきっと世界を嫌いでいい。そしてだからこそ、この星に、恋愛なんてものはない』
最果タヒさんの詩、
ひとつひとつ心に沁みました。