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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だのtravisのレビュー・感想・評価

2.0
石井監督を好きな方ごめんなさい。
この監督はオリジナル脚本になると、力量をさらけ出してしまいますね。
元の詩集のタイトルも狙いすぎた感がありますが、それに影響を受けた作品がこれです。
若者の閉塞感、やりきれなさなどを描きたかったのはよく分かりますが、如何せん、台詞に深みがない。
この台詞を言わせれば格好いいみたいなあざとさ。
人の死に関しても、何に関しても共感出来ない。
やはり、上っ面の台詞なんです。
石橋演じる女性の喫煙場面は、口の中だけで吸ったふりなのも冷めました。
ちゃんと肺で吸えないのなら、この喫煙シーンはいらないでしょう。
兎に角、台詞、演出、何もかもが浅くて、あざとい。
池松壮亮のファンだから期待していただけに残念です。
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