玉置雄也

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だの玉置雄也のレビュー・感想・評価

3.8
まず、死と言葉があって。東京に住むギリギリの人々のいま。バカみたいな恋愛の煌きを否定して、でも死ぬことも否定されて、ただ窮屈なこの時代に愛とか言っちゃって、がんばれがんばれって言っちゃって。バカだねってわかっていても好きって言って泣いちゃって。

死に囲まれて、言葉に呪いをかけられて、焦点が合ってない目と片方しか見えない目。悲しみに囲まれた2人が、これまでにはない価値観で未来を切り開いていくような、そんな映画だった。つまりそれってとってもロマンチック。


うっとうしい石井裕也が帰ってきた!感。
玉置雄也

玉置雄也