このレビューはネタバレを含みます
最果タヒさんが好きなので、観たいと思っていた。詩集を映画化ってどういうこと?って思っていたけど、観たら腑に落ちた。
感想を書くのが難しいので、観ている最中にとっていたメモを 感想のかわりにしたいと思う。以下がそれです。
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ひとつのことを表現するのに、その対義語を用いることでしか表現できないときがある。
生きていることは、死があるからこそ、か?
面倒に、適当に手元に引き寄せた携帯にも、愛がやってくる。
東京ってなんなんだろう。他の国でも同じように、その国の首都に対してこんなに色々な思いを抱いてるものなんだろうか?
わたしだけが知ってるよって、切り札でもなんでもないと思ってるけど、でもそれを切り札使ってると思われてたら心外だな。
死を思っているときに恋の話をすることはだめなことじゃないの、すごくないですか?
どんどん静かになっていくけど、退屈にならない。
嫌な予感がしても、終わる予感がしてても、同時に何かいいことが起きてて何かが始まってるし、止められない、死んでも。隣り合わせじゃない、同時多発的な、でも矛盾しないこと。
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池松壮亮さんはこれからもみていきたい俳優さんだなと思った。
良くも悪くも、新宿と渋谷。このふたつの街には、本当に色々な感情がものすごい濃度・密度で詰まっていて、だから胸が苦しくなるのかもしれない。